文系Fラン大学生のPython日記

文系大学生がPythonを学んでいく成長日記です。毎日四苦八苦。

はじめに

 

Who is "TNMR"? 

突然だが、私ことTNMRは関西の某Fラン大に通う文系大学生である。この大学には高校の英語教師になるつもりで入学した。

なぜ高校の英語教師になりたかったのかって? それはね、当時私が恋心にも似た憧れを抱いていた相手が、高校の英語の先生だったからだよ。でも、私は英語教師という職を目指すのにそれ以上のモチベーションを見つけられなかった。見つけられなかったんだよ、ロック。だからこの話はここでお終いなんだ。

 

そもそも私は英語が苦手だ。英会話に至ってはやや嫌いですらある。というか、生まれてこの方二十数年、「趣味」と言われて即答できるほど好きになれることが何もない人生を送ってきた。

そう、お遊びのつもりで取った授業で、プログラミングと出会うまでは。

 

TNMR、プログラミングと出会う

英語を学ぶこと一年。西洋文化を学ぶこと二年。日本史を学ぶこと半年(謎の寄り道)。ついに私は、大学4年生の秋にして「プログラミング」という概念と出会う。

それまでにも趣味でHTMLやCSS、それにウディタという無料RPG制作ツールを触っていたので、素養はあったのだと思う。ただそれらがプログラミングの概念と結びついたのはこのときが初めてだった。

文系の私がまさか、プログラミング分野という「ガチ理系の巣窟」に足を踏み入れる日が来るとは夢にも思わなかったのである。

 

やってみるとこれが、楽しい。もともとトライアンドエラーでサイト作りをするのが好きだった。ごくごく基礎のプログラミングは、私にそれを思い出させた。騒ぐ。血が騒ぐ。楽しい。ああっなんで動かない!? これをこうしたいのに、ああじゃあこれをやめてこうすれば……動いた。そうだ、じゃあ次にここを変えれば……できた! これだ! 思い通りに動いた!!

――この快感たるや。アドレナリンかドーパミンか知らないが、あの瞬間はとにかくなんらかの脳汁がドバドバ出ている。間違いない。

 

でも、大学4年生の秋じゃあもう就職だね。残念。

……そう思われるだろう。だが違うんだな、これが。

なんと私は2留が決定しているのである。いや本当に何も威張れることではない。思い出すだに苦しいし死にたい。あーなんかもう無理、はー来世来世ってなもんなのだが、とにかく諸事情あって留年の決まっている状況、これはむしろチャンスであった。

これまでなににも夢中になれなかった私が見出した、最初であり最後かもしれない希望である。すがらない訳にはいかない。ということで、私はゼミに入り直すことにした。

それが、Pythonを扱う情報系のゼミだった。

 

そしてPythonとワルツを

私たち情報ゼミのメンバーは現在、Pythonで「言語処理100本ノック」に取り組んでいる。なお、ほとんどのメンバーにPythonでのプログラミング経験はない。というかたぶん、私を含めほとんど全員がプログラミングを少しかじった程度の経歴である。

そこに突然降ってきた「言語処理100本ノック」。かくして、PythonのPの字もわからない私たちは、ネットの荒波からメソッドを探し、ああでもないこうでもないと頭を痛める旅に出ることになったのだ。

もしかしなくてもこの先生、かなりのスパルタである。

 

そういうわけで

せっかく文系学生が死ぬ気でPythonを体得していくのだから、なにかその足跡を残しておきたいと思い、このブログを立ち上げた。

 

最初に断っておくが、私は現国偏差値70・数学偏差値35のガチ文系である。ガッチガチのガチ文系である。理系のような素早い頭の回転や、理路整然とした思考回路とは無縁の存在だ。何事もふわっと直感的に、繋がりで理解する。だから、この先記事を連ねていくにあたって、これからPythonを学んでいこうとする理系脳の方にとって有益たりうるようなものを書くことはできないだろう。だが、文系的な思考回路を持つ方には「あるある」「わかるわかる」と頷いてもらえるようなブログにしていきたいと思う。あわよくば、私と同じようにPythonを学ぼうとする文系の方の助けになれればいいと思う。

そして、文系がプログラミングにかけるアプローチがどのようなものか興味のある理系プログラマーの皆様におかれましては、ぜひともお付き合いいただきたい。理系の世界で四苦八苦する文系人間の姿を見届けていただきたい。

 

このまま進んでいく先に何があるのか、自分でもまだわからないが、とにかく行けるとこまで行ってみようと思う。

お付き合いいただけると幸いだ。

 

 

 

なお、現国偏差値70はさすがにちょっと盛った。

最初に書いたとおり、私はFラン大の学生である。その学力は推して知るべし。